ウォシュレット一体型トイレのデメリット

遠州日の丸会

2023年02月08日 20:25

ウォシュレットトイレが壊れました。
ある日突然温水が出なくなったのです。

本当に突然でしたのでトイレで悲鳴を上げましたよ。
現在この寒いのに水でウォシュレットする事になっており、完全に地獄です。



メーカーに電話をするとすぐに見に来てくれました。

「これは一体型なので全部とっかえです」と言われ
全部取っ替え?

詳しく聞けば、壊れたトイレはウォシュレット部分だけを取り替える事ができず、
便器から全て総取り替えの商品だと。

ちょっと待て、ウォシュレットだけなら
そこらのホームセンターで3万円も出せば買い替えできるのに
一体型だと20万円は超えるぞ?

冗談じゃないよ、もう。
便乗値上げかって位、なんでもかんでも値上げしてる中で
20万円の便器ってめちゃくちゃキツイんだけど?

しかもかれこれ10年以上も使っていて、
ただでさえ「型落ちだから」と安く設置してもらったので、
既に部品もない。修理できない。
ウォシュレット使いたいなら買い換えるしかない。


ハウスメーカーは教えてくれなかったね、これ。






<水道屋さんの水の話>
https://mizuwataisetsu.xyz/2019/03/22/washlet-itaigata-demeritto/
便器は1日何台という製造ノルマがあります。
しかし大抵の機種は数年でモデルチェンジを図るためラインもそのタイミングでストップします。
その後、新たな便器製造のラインが組まれます。
数年経つと以前のタイプは販売終了となり、やがてその機種自体が「廃番品」となっていきます。
ある程度、在庫分を残して売り切り終了となるのです。



1、各工場や倉庫で10年ほど修理部材を取り置きしているようですが、
部品の発注があればそれに応じて配送します。
しかしそのうち在庫が無くなれば修理対応は不可能になります。

一体型の場合はほとんどが「専用パーツ」となっています。
つまり特注品なのです。他の部品との互換性が全くありません。

部品修理の対応については故障する時期が10年前後が多く、
その頃にはほぼ「廃番品」になっており交換部品の在庫も微妙な時期になってしまいます。
各工場や倉庫に在庫が無ければ修理不可となるので
そうなると便器全体の買い替えが必須になってしまいます。



2、ウォシュレットだけを交換出来ない。
通常の場合は、ウォシュレットの不具合であればうウォシュレットの修理または交換だけで済みます。
ウォシュレット単体ですと比較的安価で購入できますし、自分で交換も出来てしまいます。
ウォシュレット一体型はそれができないのです。




【大失敗!】ウォシュレット一体型トイレの落とし穴
https://www.youtube.com/watch?v=dctyQFzRZwA






新しいのを購入しようと思って探してみると一体型ばかりで驚きました。
電化製品なども保証期間が7年位で、
上手い具合に保証が切れて部品もなくなった10年位で壊れてくるんですよ。

まぁ日本のメーカーだと15年20年も保ちますが、
長く使えば使うほど電気代がアホみたいに掛かるので壊れていないけど買い換えたりもする。
(私は壊れるまで使いますけど)


しかしこの一体型便器・・・。

10年に1回、20万円の便器買い替えってなくね???

これって今で言うSDGsに逆行してる。
SDGsってあえて掲げる必要はないと思ってるし、やる必要ないとも思うけど
気持ち悪いくらいSDGs言うなら長く使えてゴミも出ない様な事を考えてくれなくちゃ、だわ。

って事で、今後トイレメーカーは原点回帰じゃないけど、
分離型の便器の製造に力を入れて欲しいと思いますよ。



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