「父に怒られた記憶ない」???
まず、「怒る」と「叱る」が違う事を理解、再確認してもらいたいです。
そして確かに「叱られたことのない」親が子育てしている時代になっている様です。
友人の保育士から昨今の保育のありようを聞いて驚きました。
「子供は叱らず、その子のありのままを受け入れる保育」
「みんなでやる団体行動を嫌がる時は、その子がやりたくない時。無理強いせずに見守りましょう」
「お迎えに来た親御さんを労う言葉かけをしましょう」
友人は言います。
「今の保育士は子供の保育より、その親のメンタルケアスキルが必須」
なるほど、離職率が上がるわけです。
己の勉強してきた事とは全く畑違いのスキルを求められるんですから。
元々は「保母さん」と呼ばれていたくらいですから女性の職場です。
そりゃー色々あるでしょうよ。
それ以上に今は、ってことらしい。
そこで今日、ご紹介するクソ新聞記事。
まぁ新聞記事ですので眉唾もいい所ですが、
実はそんなに今の若者達にかけ離れていなくもないと感じます。
そしてこういう人達が量産され、家庭でも叱られず、預けられる施設でも叱られず・・・。
その挙句に、どう育つと思いますか?
「父に怒られた記憶ない」と明かす彼の深刻な悩み
https://news.yahoo.co.jp/articles/4c0ef671bcec96dc555202728d182144dbd0406e
画像:
https://www.yagamieiko.com/mind-emotion/oyanidonararetesodatta/
大学2年生のA君が、悩みを抱えて相談に来た。
(中略)
自分が友達と比べて異常に傷つきやすいことに気づいて不安になり、どうにかしなければと思ったからだという。卒業して社会人になる前に、自分の性格を何とか改善したいというのだ。
「友達が平気な顔で口にする言葉に傷ついたり、アルバイト先で注意されて落ち込んだりして、なかなか立ち直れないことがあります。とくにきつい言い方で注意されたり、怒鳴られたりするのが苦手です。すごいショックを受けて、心が折れそうになります。
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子供が成長する過程で善悪を学び、良心を発達させていくプロセスは、
恐怖条件付けで説明ができる。
悪い事をして、親から叱責などの罰を受けると、恐怖心が生まれ
「悪いこと」と「恐怖心」が条件づけられる。
そして、その後
「恐怖心」は「悪いこと」へのブレーキとして作用する。
また、恐怖心は、心拍数や呼吸数の上昇、発汗、筋肉の収縮
などの生理的反応とも結びついている。
従って、罰を受けることが予測されただけで、
これらの生理的反応が起こり、それが「危険信号」となって、その行動を抑制する。
この感情的・生理的ブレーキが、
善悪の判断や正しい行動の決定に重要なのである。
我々が悪い事をしないのは
「悪い事だからやらない」という感情的な選択の結果である。
この様な感情的・生理的反応を欠いたサイコパスは、
文字通り「怖いものなし」でなんでも平気でやってしまうのであり、
別の見方をすると「罰を恐れない」「罰の効果がない」ということにもなる。
サイコパスの真実/原田隆之
「第4章 人はなぜサイコパスになるのか」より抜粋
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さて、あなたはどう思いますか?
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