<奈良県あるある>法隆寺の駐車場植え込み、実は古墳だった

遠州日の丸会

2023年09月08日 21:08

奈良は古墳の多い県ですが、まさかこの植え込みを掘り進めた先に土器が出土し、



更に横穴式石室があろうとは思わなかっただろうに。



法隆寺の駐車場にある植え込み、実は古墳でした
奈良大学などが確認
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6474689
 世界遺産・法隆寺(奈良県斑鳩町)の参道脇の観光バス駐車場にある円形の植え込みが、6世紀後半につくられた古墳だったことが、同町教育委員会と奈良大学の発掘調査で確認された。(中略)
町教委と豊島直博教授(考古学)が率いる奈良大文化財学科の学生らが2022年春、測量と実態解明のための発掘調査を実施。その結果、石室の石材や土器が出土し、古墳である可能性が高まった。今年2~3月の調査で横穴式石室が見つかり、8月から内部を発掘していた。




車社会になり、道路を作る為に土だった場所をコンクリートにしたり、
木々の生い茂る山に大量の太陽光発電メガソーラーを設置したり、
元々「土」であった場所をやりたい放題弄っているけど、
日本全国各地に今回の法隆寺の駐車場植え込みの様な見事な古墳が出てくる可能性があるのですよ。

色々慎重にしてもらいたいもんです。


ちょっと長いコメントが多いですが、興味深いのでご紹介しておきます。


> 関東平野にも、ただの築山に見えても、実は古墳が沢山あります。
土地開発業者は、それが分かっているから
そのような所は、よほどな理由がない限りは、手をつけない。
地主が売りたいと持ちかけても断る。
下手に遺跡(古墳)が出たら、文化財保護法により
調査の義務が開発業社に課せられるから…
20年ほど前だけど、千葉大学医学部で工事をしていたら突然、石室が出てきた。
そのあたりは、御社と小さな鎮守の木々があり、
守り神の白蛇の生息が言われていて、その辺には配慮して工事をしていたが
実は大型の古墳だった!


> 実家の隣が小さな森で、中に1箇所小高くなっている場所があり小さい頃よく遊んでた。
今その場所は切り拓かれてアパートが建っているが、掘り起こした時にいろいろと発掘されたらしい。
でも、見なかったことにされてしまったと実家に残る兄が言ってた。
この手のニュースを聞くたびに、あそこもちゃんと調査してほしかったなと残念に思う。


> 20年くらい前、今の自宅に引っ越してきた頃、住宅地なのですが
自宅近くの小川の対岸には家1軒分の空き地がありました。
なぜがそこだけ整備されず、ちょうど真ん中あたりは草ぼうぼうで
なんでだろうと思ってたんですが、聞くところによると古墳だということで驚いたことがあります。
その後10年ほどしたら、アスファルトが敷かれて何もなくなってしまいました
そういう場所ってきっとたくさんあるんでしょうね。


> バブル時代は古墳が片っ端から破壊されていたもんなぁ。
間違っても埋蔵文化財包蔵地に指定されないよう遺跡は完璧に破壊していたもの。
奈良や京都は遺跡の保存に熱心だったし
既に包蔵地指定されてるとこばかりだったので残ったけど、他の地方なんて酷いものでしたよ。


> それ以前の何万年前にも人間が住んでいた日本。
開発された場所ばかりか、今は森林などになっているところでも
私たちの祖先たち息吹は埋もれているのかもしれないと考えると、感慨深いものがある。


> 個人住宅で遺跡が見つかったら、調査が終わらないと建てられないと記憶しています。
地面を掘り起こす時に遺物が出てきたら、無かったことにする建設会社が多かった。


> 今を生きる人の都合が優先されて来た
歴史優先か現在が大切か…

人の価値観かなぁ







関連記事